こんにちは。そろそろ飽きてきてる人が多いかもしれませんが、しつこく田辺祭について(笑)
田辺祭では幼稚園〜小学低学年までの子どもが努める「稚児」の役割が大きいです。
もともとは一年で一番暑いと言われる時期、疫病の退散を願って行われてきたお祭。時期的にも雰囲気的にも京都の祇園祭に近いものがあります。祇園祭でも重要な役割を務めるのはお稚児さん。
それは神様の使いとしての役割で、祭の行列でもお笠の前にまず稚児たちが先囃子を奉納し、御旅所を清めていきます。
ちなみに本宮大社の例大祭の稚児も「神様の依り代」として決して地面に下ろさず、とても神聖な存在として扱われます。どの世界でも子供は神様とこの世をつなぐ使いのような意味があるみたいです。面白いですよね!
京都のそれは代々続くような由緒ある家柄の子供がなるそうですが、本宮大社例大祭や田辺祭ではそんなことは言われません。なのでうちの子も兄弟そろってさせてもらってきました(笑)
お稚児さんの衣装はとっても豪華で、これを着てお化粧もしてもらうと、下品な子でもちょっとは上品に見えます(笑)
ちなみに今日田辺祭のお稚児さんの着付けと化粧をしてくれるご近所のサロンナルセさんが、お顔そりしてくれました☆
お父さんが息子たちの散髪をライフワークにしてるため(笑)、息子B初めてのヘアサロンに興味津々!お顔そりすると皮膚の古い角質が取れるそうで、真っ黒な肌がちょっとだけ白くなった(笑)
ちなみに稚児は卒業した息子A、今は笠の内としてお笠の中に乗っています。
こないだの町曳きでこんな姿を見たら、なんかお兄ちゃんになったなーって感心してしまった。タオルが似合う年頃になりました(笑)
田辺祭では男の子はこのように稚児→笠の内→太鼓持ちのアルバイトなどなどして、年齢とともに役割を変えながら携わっていくことができます。
ただ神事なので、どうしても男の子中心になってしまいます。
稚児だけは昔は男子のみと限られていたのが、近年の少子化でなり手がないため女子でもできるようになりました。(南新町は一番最後まで男子で通してたそうですが)
子供の頃に携わって根っからお祭を体験してると、大人になってまた頼もしい後継者として戻って来る可能性が大きいですよね!うちの子たちも伝統を引き継ぐことの役に立てれればいいなあと思ってます。